wrk



概要

WRKは、単一のマルチコアCPUで実行するとかなりの負荷を発生させることができる現代的なHTTPのベンチマークツール。
kqueueのような拡張性のあるイベント通知システムとマルチスレッドデザインを兼ね備えている。

インストール

・必須モジュール
# yum groupinstall 'Development Tools'
# yum install  openssl-devel
# yum install  git

・wrkのインストール
# cd /usr/local/src
# git clone https://github.com/wg/wrk.git
# cd wrk
# make
# cp wrk /usr/local/bin/wrk

テスト方法


オプション

オプション 内容
-t数値 スレッド数
-c数値 接続数
-r数値 総リクエスト数
-d数値 リクエスト時間

テスト例

http://localhost/へ2スレッド100クライアントからアクセスを30秒間実施する例
# wrk -t 2 -c 100 -d30 http://localhost/

出力結果

Thread Stats Avg Stdev Max +/- Stdev
Latency 待ち時間平均 待ち時間標準偏差 最大待ち時間 待ち時間の標準偏差に含まれる割合
Req/Sec 秒間リクエスト平均 リクエスト標準偏差 最大秒間リクエスト数 秒間リクエストの標準偏差に含まれる割合
Requests/sec 秒間リクエスト
Transfer/sec 秒間転送レート
※平均・・・単純平均。総数を回数で割った物
※標準偏差・・・データの分布のばらつきをみる一つの尺度。割合が高い程、ばらつきは少ない

30秒間テストの結果
Running 30s test @ http://localhost
2 threads and 100 connections
Thread Stats Avg Stdev Max +/- Stdev
Latency 62.30ms 161.26ms 1.26s 90.94%
Req/Sec 3.56k 673.38 3.96k 95.37%
186069 requests in 30.03s, 51.99MB read
Requests/sec: 6196.05
Transfer/sec: 1.73MB
※186069 requests・・・30秒×6196.05
※51.99MB read・・・30秒×1.73MB


  • 最終更新:2015-04-22 23:16:28

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